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去る9月26日、サントリーホールの小ホール=ブルーローズで、イタリアの元歌手ジュゼッペ・サッバティーニ(Giuseppe Sabbatini)のリサイタルを聴いて参りました。ピアノはファビオ・モンターニ(Fabio Montani)。

さて、このサッバティーニ氏ですが、実は約3年前に歌手業を廃業し、現在は指揮者に転向しています。なのですが、サントリーホールが企画しているオペラ・マスタークラスの講師としての来日に合わせ、同氏のファンクラブがこのリサイタルを企画し、実現た、ということになります。

パーティ付き、と聞いていたので、30分くらい歌うだけかと思いきや、19:00スタートで休憩挟んでアンコールまで入れて終了は20:45くらい。普通のリサイタルより長いくらいでした。

公前で歌うのは3年ぶり、とおっしゃってましたが、何のことはありません、イタリア古典歌曲から滝廉太郎まで、得意なレパートリィと日本人向け楽曲をキチンと歌いこんで臨んだ、素晴らしいリサイタルでした。サッバティーニ氏、音楽に対して非常に誠実ですね。

ご家族(妻と子供二人)も来日しておりまして、リサイタルを聴き、そしてパーティ会場でも笑顔を振りまいていました。

実はサインですとかサッバティーニ氏と一緒に撮った写真なんかもあるんですが、肖像権の問題もあるのでアップは控えます。ご覧になりたい方は個人的に連絡を下さい。

と、云う事で。

matsue_20110918_01.jpg去る9月18日、島根邦楽集団による東西交流演奏会というものに出演して参りました。以下、簡単に報告を。

開演が13:30、会場は松江市にある島根県民会館の大ホールです。お城のほど近く。そんなこともありまして、右上の写真は当日の午前中に撮影した松江城のお堀の様子です。

私が合唱に参加した曲目は、

増本伎共子作曲「越天楽今様」
寺嶋陸也作曲「星の美しい村」

そして、アンコールとして、

高橋久美子編曲「ふるさと」

の計3曲でした。指揮は田村拓男・栗山文昭両先生で、演奏は島根邦楽集団・江津市民混声合唱団・栗友会合唱団などなど、となっておりました。かなり複雑な混成部隊です。余りにも複雑なので詳細については多分まだ存在する次のページをご覧下さい。

島根県民会館公式サイト

私自身は前日(17日)に岡山経由で松江入りしまして、会場へと。15時過ぎから楽器合わせ開始。肝心の江津市民混声合唱団がこの日は来ていなかったんですが、この辺りなかなか素晴らしいと云いますか...。その後レセプションがあって、夜は栗友会メンバを中心とする飲み会、でした。取り敢えずいつものパターン、でしょうか。

翌日(18日)フルメンバでリハーサル。そしてなかなか豪華なお弁当を食べまして、いよいよ本番。とは言え、我々の出番はおしまいに当たる第3部ですので、割とのんびりムード、でしたね。

第3部のラスト2曲、アンコール、挨拶等々と進みまして、演奏会は全て滞りなく終了。結構大がかりなものでしたので、皆様ご苦労様、といったところです。

とは言え、演奏自体はどうだったんでしょうか。そうですねー、率直に言えば達成感はなかったですね。個人的には邦楽ってもっと柔軟なものだと思うのですが、自由に遊ぶようなところまでは全く行けず。こればかりは私の力ではどうしようもありませんね。田村・栗山両先生や邦楽部隊の核になる面々も大奮闘してたんですけれど。ちょっと残念でした。

まあ、全く経験のなかった邦楽アンサンブルとのコラボレーション自体は面白かったです。11月に同じく邦楽部隊である日本音楽集団とのコラボがありますが、こちらはもっと楽しみたいな、と思うわけです。今回はその前哨戦のような演奏機会でした。

いずれに致しましても、関係者の皆様、お疲れ様でした。そしてまた、ありがとうございました。

と、云う事で。

昨日になりますが、日本フィルハーモニー交響楽団の第633回定期演奏会を聴きに、サントリーホールまで出向いて参りました。

曲目はG.マーラーの『交響曲第3番』。指揮はフィンランドから来日したピエタリ・インキネン(主席客演指揮者ですね。)。メゾ・ソプラノがアンネリー・ペーボ。女声合唱が栗友会で、児童合唱が杉並児童合唱団、でした。

数あるマーラーの交響曲の中でも、極めてマーラーらしい作品なのではないかと思います。『角笛』から持ってきたフレーズのふんだんな利用ですとか、基本ソナタ形式なんだけど紆余曲折しまくるためにどこにいるのか分からなくなるような感じですとか、もうマーラーならではですね。

長大な曲をまとめ上げたインキネン氏の指揮っぷりも見事でしたし、オケの表現力も特筆に値するものでした。そして、登場場面は少ないながら極めて重要な要素であるソロ歌唱も良し、合唱も良し、でした。

非常に充実した時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございました。

なお、個人的なことを云えば、来年5月にマーラーの『嘆きの歌』を新日フィルでやります。マーラー好きなので今からワクワクしています。ご期待下さい。

と、云う事で。

先週になりますが、表題のイヴェントに参加してきました。合唱クラス、そして21日(日)のコンサート(F.リストの『ミサ・ソレムニス』)です。

色々あったせいで仕事というよりもその他の雑事が増えてしまい、やはり木・金は不参加。結局土曜日の朝からの参加となりました。天気がすぐれないせいもあり高速道路は渋滞はしていなかったのですが、むしろ高速を降りてから様々な事情で道路が混んでまして、若干遅刻しました。

スケジュール書いときますと、私にとっての初日である20日(土)の午前中にデーラー先生によるピアノ合わせ。夕方ベートーヴェンとモーツアルトのコンサートを聴いて、夜はオケ合わせ、でした。

その後何時間か宴会に参加しまして、一寝入り。21日(日)の朝は割と早起きして朝食とまんじゅうを買いに行きました。ゲネプロは12:30から、ということで午前中は温泉に入ったりそばを食ったりと何となくリゾート気分。

で、ゲネプロ。改めて通してみると結構長い曲だな-、と。しかし、ソロ部分が多いので体力はさほどいらないか、と。

若干休憩していよいよ本番。前半はリストのオルガンやハーモニウムなどを用いた曲などが演奏されていましたが、大変面白かったですね。

後半は我々の出番。『ミサ・ソレムニス』です。取り敢えず、練習不足を補うべく車の中で音源を流し続け、暇をみては譜読みをしていた成果は出ていたのではないか、と思いました。まあ、去年も同じような感じだったかも知れませんね。

そんなこんなで今年の草津も終了。来年はどのようになるのかな、などと。フランス遠征直後なだけに色々不安ではありますけれど。

と、云う事で。

かれこれ3週間ほど経ってますが、、八ヶ岳ミュージックセミナー川上村コンサート『合唱音楽の新たな地平 Part 13』についてご報告を。日時は8月7日の15:30から、でした。

家庭の事情その他でフル参加がかなわず、コンサートを聴くのみ、となりました。いずれにしてもこの時期、スケジューリングが非常に難しい、です。いっそのこと海の日辺りにして欲しい、なんてこともちょっとだけ思いました。

それはさておき、当日の朝千葉を発ちましたので、夏休みということもありかなりの渋滞。何とか相模湖付近を抜けてお昼には清里周辺に。ご飯は野辺山駅近くでカレーを食べました。

現地は雨模様。雷も鳴ってます。そんな中でのコンサートでしたが、素敵なホールと素敵なゲスト、そしてセミナー参加者たちの音楽にかける熱意も加わってとても感動的なものだったように思います。

プログラムは7部構成。グレゴリオ聖歌を除く全ての曲が作曲家自身によって指揮されました。

まずは3つまとめて。東信合唱団、下諏訪北小学校、セミナー参加者の男声がそれぞれ谷川雁・新実徳英の『白いうた 青いうた』から数曲ずつ。暖かい演奏だったように思う東信さん、溌剌とした下諏訪北さん、そして分厚い音を聴かせてくれた男声合唱、と、各団体がその持ち味を遺憾なく発揮していました。

4番目は片山みゆき先生のご指導によるグレゴリオ聖歌。今回はアニュス・デイ、でした。心に響く演奏だったと思います。

そこから先は委嘱曲。最初が鶴見幸代さんの女声合唱曲『豊かな水』。説明しにくいんですが、歌い手は聴衆を取り巻くように1階、2階に別れて配置。鶴見さん自身の言葉を、空間に配置していく、というような印象の曲、でした。フレーズがどうこう、ではなくひたすら音響が重要、な曲です。面白かったです。

順番を忘れているのですが、ここで寺嶋陸也さんが鶴見幸代さんの曲を弾いたように思います。J.ケージを思わせる、と当日考えたんですが、ちょっと違うかも。

続いて、北爪道夫さんによる混声合唱とピアノによる『回文集 四季』。これが非常に面白かったですね。非常に高度なテクニックを要求される曲だと思いましたが、どこかで再演して欲しい、あるいは再演に加わりたい、と思った次第です。

アンコールが1曲あって終演。その後打ち上げとなりましたが、ここで鶴見さんが三線と歌唱を披露。これが見事でした。拍手喝采。

帰りもひどい渋滞で帰宅は0時過ぎ。くたびれましたが色々な意味で大変充実した一日、でした。

と、云う事で。

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