私設サイトの書籍紹介欄に、誉田哲也による姫川玲子もの第6弾の長編『ルージュ 硝子の太陽』文庫版を追加しています。
最後まで読み終えるとずっしり重い感じですが、どこかカラッとした明るさとほんのりとした温かみのある作品です。このシリーズの文体やキャラクタ造形によるものなのだと思います。『ノワール』の方はどうなっているのか、確かめてみることにします。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、今野敏による「隠蔽捜査」シリーズの第6弾『去就』文庫版を追加しています。
ストーカ犯罪が中心テーマですね。この扱いの難しい問題を、正論の人である竜崎がどう扱うことになるのか、その辺りが読みどころです。このシリーズ、本当に面白いです。
私設サイトの書籍紹介欄に、フランスの作家ピエール・ルメートルの長編『炎の色 上・下』文庫版を追加しています。
『天国でまた会おう』の続編にして、3部作の中巻をなす作品となります。大恐慌前後のフランスを舞台にした、憎悪と怨念が渦巻くやや暗澹とした人間ドラマです。是非ご一読のほど。
私設サイトの書籍紹介欄に、藤木稟による「バチカン奇跡調査官」シリーズ第18弾、『天使と堕天使の交差点』を追加しています。
今回は短編集です。4本入っていますが、2本は書き下ろしです。シン博士に焦点を当てた最後の作品がとても良かったですね。是非ご一読のほど。
私設サイトの書籍紹介欄に、羽田圭介による芥川賞受賞後第1弾『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』文庫版を追加しています。
ゾンビ小説です。まあ、この作家なので一筋縄ではいきません。本当に楽しむには、それなりの知識は必要だと思います。本来読書とはそういうものですが。