私設サイトの書籍紹介欄に、有栖川有栖による「火村英生」もの短編集『高原のフーダニット』文庫版を追加しています。
この作家の作品なので、当然本格ミステリです。いつものように期待を裏切らないクオリティ。これを維持し続けているのは驚異的なことだと思います。是非ご一読のほど。
と、云う事で。
私設サイトの書籍紹介欄に、浦賀和宏による大長編『姫君よ、殺戮の海を渡れ』を追加しています。
タイトルは西村寿行のかの有名な作品からとられています。高倉健の顔がちらついてしまうのですが、こちらの主人公は10代ですね。映画化に耐える外連味を持っていますが、企画が立つことは、多分ないと思います。要は、お金がかかり過ぎるからです。
私設サイトの書籍紹介欄に、羽田圭介(はだ・けいすけ)による大藪春彦賞候補作となった警察小説『盗まれた顔』文庫版を追加しています。
傑作ですね。見当たり捜査、という何とも地道な捜査活動が扱われていますが、良いものを掘り当てたな、という感じです。今後の活躍が楽しみな作家ですね。
私設サイトの書籍紹介欄に、宮部みゆきによる執筆期間約10年の巨編『ソロモンの偽証』文庫版を追加しています。
文庫は6分冊となりました。ある程度予備知識はあったのですが、これは、凄いですね。著者の代表作、であるとともに21世紀初頭の代表作ということにもなるでしょう。決して大げさではないですよ。取りあえず、必読書です。
私設サイトの書籍紹介欄に、深水黎一郎によるメフィスト賞受賞作『最後のトリック』文庫版を追加しています。
元々のタイトルは『ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!』で、講談社からの刊行でしたが今回は河出文庫からのリスタートです。売れているみたいですね。本格ミステリを好んで読む人だと、抵抗を感じると思います。この本を楽しむには、ちょっと、そこからは離れた視点というか感性が必要です。