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私設サイトの書籍紹介欄に、北海道出身の作家・佐藤友哉による2005年刊行の中短編集『子供たち怒る怒る怒る』文庫版を追加しています。ヴァイオレンス満載ですけれど、非常に密度の濃い、そしてまた多様性に富む作品集となっていると思います。平山夢明、乙一、舞城王太郎などがお好きな方は是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、山口雅也による短編集『PLAY プレイ』新書版を追加しています。一応、ホラーなんでしょうね。山口雅也にしては珍しい、とも言えます。まあ、中身はこの人ならではですが。かなりぶっ飛んでます。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、歌野晶午による2004年刊行のミステリ長編『ジェシカが駆け抜けた七年間について』文庫版を追加しています。単行本は原書房刊でしたが、こちらは角川文庫となります。

今更ながら、このところの歌野晶午はホントに凄いですね。文章がうまいし、作品ごとのヴァラエティが実に凄まじいといいますかなんといいますか。21世紀ミステリの一つの形みたいなものをこの人が一人で体現しちゃっているようにさえ思ったりもします。とてもコンパクトな作品なので、これをもって歌野デビュウ、というのも良いのではないでしょうか。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に篠田節子の大長編『仮想儀礼』を追加しています。上下巻で約900頁。仕事や家庭を失い、新宗教を興した二人の男が辿る運命を描く波瀾万丈のエンターテインメント作品にして、現代社会や宗教というものについての非常に深い洞察を含んだ大変優れた作品です。是非ご一読を。

と、云う事で。

私設サイトの書籍紹介欄に、『昔話の形態学』の著者として知られるウラジーミル・プロップによる論文集『魔法昔話の研究 口承文芸学とは何か』を追加しています。文字を介さないで伝承される文芸といえども、現実の刻印を押されていないわけもなく、ということがプロップの主張。そこからスタートした切れ味の良い分析は見事なものです。

しかしながら、起源を扱うのは誠に大変。口承文芸は現実を反映している、といっても、実のところ、あまりに古い出来事についてはホントにそうだったのかどうなのかを確認のしようがない、という難点があるのです。私がやっている研究もそうなのですが、今は起源については問わず、そして語らず、そうではなくてむしろ、伝承間のズレとか、語られ方、伝えられ方の方に研究の重点が置かれているわけです。

と、云う事で。

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